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ストックホルム症候群の一例

私立探偵をしていると、いろいろな事件に遭遇する
一応解決したのだが二度と忘れられないものもある・・・
アネット・ハーティのケースもその一つだ

 東部の名門の家庭に生まれ、何一つ不自由なく育ち名門女子大で
 勉学に励んでいた彼女が誘拐されたのは18歳の時だった。たいてい
 迷宮入り間違いなしのケースだったが幸い両親が金満家だったため、
 犯人(アルバニア人)は逮捕され、彼女は無事であった
  3年間の間、二人がヨーロッパを転々としていたことはパスポート
 から明らかだった。少なくともアネットが素っ裸の方がまし、という
エロティックな衣装をつけて街娼をしていたことについては目撃証言も得られた
  間違いなく終身刑かと思われた男をすくったのはなんとアネット自身
 だった。アネットは男と結婚するはずだったと主張し、実際裁判で男の
 無罪を勝ち取ったあと、結婚したのである。
  しかし男が優しいふりをしたのはそこまでだった。
 「お前が両親と連絡なんかとるから、俺さまはあと一歩で死刑だったんだぞ。
 覚悟はできているんだろうな?」
  何もかも昔のままの生活が始まった。アネットは一定額の報酬を得るまで自宅
(それは結婚祝いと称して両親が彼女の送ったこぎれいな一軒屋)に帰ることを
許されなかった。そしてどんなに疲れ切って帰ってきても彼女に客が彼女をどんな
風に扱ったか、一部始終を話させ、手足を縛って床に転がしておくのが常だった。
 しかし男も多少は賢くなった・・・有料HPを開設して、アネットの日々を会員に見せて
さらなる荒かせぎをすることにしたのだ・・・
 これはPCからダウンロードした一枚・・・

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アネットの表情も肉体も不思議な輝きに満ちている、と感じるのは私だけだろうか?

ストックホルム症候群~
人は、突然に事件に巻き込まれて、人質となる。そして、死ぬかもしれないと
覚悟する。犯人の許可が無ければ、飲食も、トイレも、会話もできない状態に
なる。犯人から食べ物をもらったり、トイレに行く許可をもらったりする。そして、
犯人の小さな親切に対して、感謝の念が生じる。犯人に対して、好意的な印象
を持つようになる。犯人も、人質に対する見方を変える。」

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