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辱め

「ご主人さま、これではいくらなんでもあまり・・」
口に出しかけた言葉は、ご主人さまの強い眼力で封印された
「~気軽な気持ちでいらしてください、身にまとうものもできる
だけ軽装で~と招待状に書いてしまったんだ。ホストからそれ
を裏切るわけにはいかんだろう」
「それはそうですげど・・」

ジュリアはおそるおそるまだ、尋ねていなかった最も
大切な要件を切り出した
「あの、それで、ご招待状の宛先は・・」
「宛先?そんなもの、どうでもいいだろう」
「いえ、これだけはお聞きしておかなければ・・」


565_1000.jpg


さすがにご主人さまもジュリアの必死な表情を見て
というより、瞬間に変わるであろう表情の変化を
楽しみにして、言った
「お前のPCで、メール欄を[検索]させてもらった。
特に仲が良さそうな50人を厳選しておくっておいた
から、パーティはお前の知り合いばっかりという
ことになるな、どうだ、楽しみだろう。みんなが今
のお前を見てどう言うか?」


ジュリアが口を開く前にご主人さまは言った
「そうそう、最期にこう書き添えておいた。
~入口に、教師になってから、私がどんな風
に変身してきたか、説明した簡単な写真集を
ご用意してあります。現在の私との比較して
皆様がどのように思われるか、メールを
お待ちしています」




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