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愛の嵐~終戦記念日に

1957年、冬のウィーン。マックス(ダーク・ボガード)は、
ペル・ホテルという二流のホテルのフロント係として、人眼
をはばかるように暮していた。マックスは二十年前、ゲットー
の責任者として権力をふるうナチスの輝ける親衛隊員であ
り、ベルトは当時の同僚、スタイン夫人は愛人だった。ある
日、そんなマックスの生活を根底からゆさぶる人物が現わ
れた。今は若手指揮者アザートン(マリノ・マッセ)の夫人
になっているルチア(シャーロット・ランプリング)だ。二十
年前、ユダヤ人の美女少だったルチアは、ゲットーに入る
とすぐその美貌をマックスに眼をつけられ、彼の倒錯した
性の愛玩物になった。

1502.jpg

ルチアは、思いもかけない運命のいたずらに驚いて、夫の
アザートンをうながして即座にウィーンを去ろうとする。しか
しアザートンはルチアを残して単身フランクフルトヘ飛び
立ってしまった。一人になったルチアに向かってマックス
は「何でここに来たんだ」と殴りつける。悲鳴をあげて逃
げようとするルチア。激しくもみあううちにいつの間にか
二人は熱い息をはきながら動物のように抱き合ってい
た。二十年の空白はあっという間に消え、二人はゲット
ー時代の倒錯した快楽の淵でのたうっていた。それか
ら数日後、オペル・ホテルの一室では、秘密めいた会
議がマッスを交えて開かれていた。クラウス(P・ルロ
ワ)、ハンス(ガブリエレ・フェルゼッティ)、ベルトなど
で、彼らはもと親衛隊員であり、自分たちの悪行を証
言するいかなる人間をも消し去り、かろうじて戦後を
生き抜いてきた。新たな証人としてルチアが浮かび
あがり、彼女を消すための会議だったのだ

ainoarashi2.jpg
faa0455s_l.png

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