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つかのまの幸せ

2週間後、彼の美しい花嫁がこちらに向かって通路
を歩いているのを見たとき、ティム・ハリントンは誇り
で微笑んだ。 サテンの白い花嫁ドレスに身を包んだ
花嫁は美しくて、無垢そのものだった 彼は、この
美しい花嫁と初めて愛し合うことを約束されたことが
どれぐらい幸運であるか・・・彼はその瞬間を思いうか
べて呆然とした。 ウェディングドレスも花嫁自身も、
すでにほかの男性により汚されているかもしれない
などと、彼は想像もしていなかった。

彼女のベールを通してティムの姿に気づいたとき
涙がジェニファーの瞳にこみ上げた. これは彼女が
何年もの間夢見ていた一瞬だった。 想像を絶する
事態が起こったけれど、すべては過去のものとなっ
た。さらなる恐喝の脅迫が永久になくなった今、
ジェニファーはすべてを隠して愛した男と結婚する
ことに決めたのだった。
bb.jpg

しかし彼女の心配が消えたわけではなかった
いつも定期的であった生理周期が(まだ)来てい
なかったのだ。 ジェニファーは家庭用妊娠チェック
テストキットはすでに購入したが、実際に、チェック
することをあまりにも恐れていた。 女性としての
直感から彼女は自分が妊娠したことを確信して
いたのだった。
0811b.jpg


彼女がヴァージンロードを歩きながらティムを見て、
彼女は思い悩んだ。
「私はどうしたらよかったの? ヴァージンロードを
歩き、無垢な純潔の花嫁としてあなたの傍らに進み、
誓いの言葉をのべ、みんなに祝福されている・・
でも実態は赤ん坊が私の下腹部で確実に成長して
いるのだわ・・私はもう汚れていて、そして「処女を
喪失」しているのよ! せめてその子がドワイト
の赤ん坊なら・・・・!」

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