2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第50章 十字架刑

キリストは十字架刑で殺されたんですよね、先生」
学生が顔を歪ませながら質問した。彼が何を求めているかをさとった
歴史教師は、戸惑いながら、しかしはっきりと声をあげて説明をはじめた

「十字架刑は一般的に被害者の背中をむちで打ち、苦しませること
からはじまります。ローマ人は小さな骨と鉄の破片を一連に皮にくっつけた、
フラグラムと呼ばれる鞭を使用しました。イエスに加えられたむち打ちの
回数は記録されていませんが、40回以下とトーラに記されていることから
おそらくそれくらいの回数だったでしょう。むち打ちは背中の皮がちぎれ、血に
まみれて肉と骨は露出します。大量出血で死亡するか、または失神します。
むち打ちに加えて、イエスはローマの兵卒に激しく打たれ苦しめられ、更にとげ
 のついた茨のようなもので作られた冠がかれの額を突き刺しました。
2381abuero-026_thumb.jpg


むち打ちの後、犠牲者は度々強制的に十字架、または十字架の横木を処刑場
まで運ばされました。その横木は100ポンドは軽く超える重いものでした。記録
によるとイエスの場合、フットボールスタジアムの2倍の距離を横木を担がされて
歩いたのではないかとされています。犠牲者が処刑場に到達すると、その横木
を地面に置き、それから被害者は強制的に上に寝かされ。長さ7インチ、直径
3/8インチの杭が腕首に打ち込まれました。杭は神経の中央を突き通し、腕と肩と
首は甚だしい痛みをこうむります。
767549606.jpg


高さ7フィートの茎と呼ばれるポストは既に処刑場に備えられています。茎の中央
には犠牲者を“支える”ための台座がつけられてあります。横木は茎の上に乗せら
れ、犠牲者の体は不自然な形で茎につけられた台座のような物に乗り、足を杭で
打ち込む体制にさせられます。
この時点で、甚だしい負担が腕首と、腕と、肩にかかり、関節ははずれる状態になります。
十字架に杭で打ち込まれた犠牲者の体は肋骨が定位置に止まったままの為に、息を
吐きだしたり、深く息を吸い込むことが非常に困難になります。むち打ちで叩かれ、長
距離を横木を担いで歩いたイエスは時間がたつにつれ、大量出血と、酸素欠乏と
苦痛で筋肉の痙攣を引き起こし失神状態であったと思われます。 」

「ありがとうございます、先生・・・今の興味深いお話を頭に刻み込むために
イブスにも協力してもいらいたいのですが・・」
こうしてイブスは十字架にかかって学生の見世物となった・・・さすがに学生から
拍手がわきおこる・・・
 歴史教師は学生たちを満足させてほっと一息ついて授業の終了を制限したのだった

2091585836.jpg

Trackback

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Comment

プロフィール

山々田花子

Author:山々田花子
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード