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バンコクの奴隷商人29章 果てしなき闇への沈澱

舞台が終わっても客席の熱気は渦をまいていた。近くの席にVopatがいるのが
わかったので「あっちへ行きな。」私はテーブルの下の雌犬に命令した。
「つまんなーい」女は吠えたが、私はお構いなしに立ち上がった。

私は立ち上がり Vopatの背中をたたいた。彼はニヤっと笑って、私にKloster
を渡し、こっちへ来いと私を招いた。

「気に入ってくれたかい?」彼は言った。

「ああ、夢をみてるみたいだったよ! 次のショーはいつだい?」

彼は指を振って、首を揺さぶりました。「今のは特別だから一晩に一回だけさ。
せっかくのショーをすり減らりたくないからね。 CandyLandには過ぎた
内容だからな! その上、2人は今晩デートの約束をしているんでね...
チヤオ大佐と。」

私はうなずいた。大佐はCandyLandの後援者で、その存在なくしては、
アニーとサラのようにワークビザを持っていない白人女性がこういう
場所で妨害なしで働くことはできなかったのだ。もちろんその代わりに
見返りとしてCandyLand少女のを要求したのだろう、ここではいつでも
そんな風に物事が決まって行く。。

「ジョー、ちょっと見てくれよ! 成功間違いないだとおもうんだが・・」
彼はビデオパッケージの山を見せた。

「マミーは私の恋人!」それはすべてアニーとサラが主演するシリーズモノの
ポルノフィルムだった。パッケージには4枚の鮮明なカラー写真を備えた
本格的なものだった。

題名はいろいろだが、すべて2人のブロンド娘のホットなアクションが
売り物だった。
「娘の最初のDildo。」「マミーはディルド好き。」「アバズレサラに
お仕置きを。」「レズプレイを習う母娘!」「マミーとバイブレータと
私。」「舌さばきのレッスン。」あれこれ、あれこれ。


私は思わず首を横に揺さぶった。「逮捕されるちまうぜ、Vopat。だってサラは
XX歳なんだろ。アメリカじゃ絶対に禁止だよ。」

彼は免責条項を指してにやっと笑いました。

「すべての俳優は18歳以上であることが証明すみ」

「万が一誰かがチェックしたら、どうするんだい?」

私は尋ねた。

彼は鼻を鳴らしました。

「だれがそんなことをする? サラより若く見えるポルノ女優なんてめずらしく
 ないだろう?

私は同意せざるを得なった。彼はイケイケの経営者で、最初からどーんと
行くタイプだ。きっとこの種のビデオもいきなりフル生産するつもりだろう。

「という訳で、もっと沢山の女の子が必要なんだ、ジョー。あの2人みたいな
とびきりの上玉が。」彼が言い終わらないうちに俺は立ち上がった。

「そりゃ無理だな。俺はそういうヤバイ商売から足を洗ってもう一回更生す
るんだ、Vopat。大佐によろしくな。 ところで、彼はどこにいるんだい?」

悲しそうに、彼は後部の隔離したブースの方へ親指をグイと動かしました。
「君の心が変わることを祈っているよ、ジョー。Tamは君がつれてきたような
少女が好きなんだ。彼女はいろいろ考えて大佐に相談したんだ。大佐を怒らせ
ない方がいいことは君にもわかるだろう?すぐに挨拶にいった方がいい!」
Vopatは警告した。

私はうなずいた、大佐は実に印象的に椅子にふんぞり返って座っていた。大き
な身体を制服につつみ、分厚い皮のベルトに ピストルをぶち込んでその左右の
膝の上にはBodwell少女がそれぞれ座った。この重要な顧客のため2人は特別の
準備をしていた。


アニーの髪の毛はポニーテールに結ばれ赤いレースのリボンで飾られていた、一方、
サラの 髪の毛は、頭の両側に2本により分けられていた。アニーは赤いサテンの
ハーフブラジャーをつけており、かたくなった乳首を貫通するピアスを露にして、
小さな 赤いg-ストリングを見つけ、5インチのヒールをはいて、どこからどう見
ても娼婦の格好だった。
 そしてルージュで新しく描かれたばかりの唇を大佐の耳たぶでに官能的に押し
付けていた。彼女は私に一瞥も与えず、この晩の彼女の主人に注意を集中している
ようだった. チヤオは時々アニーの乳輪をねじって、彼女のオッパイを弄び、その
唇からもれる声を楽しんでいた。

 サラも同様な格好をしたが、その口紅はピンクだった、また、彼女のパンティー
は優美なバラの刺繍を施してある少女らしくかわいい白い綿ビキニでだった。
胸は母親とは違って、唇の色と同ピンクのトレーニング・ブラジャーで覆われて
いた。彼女は、大佐の首に唇を這わせていた。これがついこの間まで折り目正しい
有名女子学院の生徒だったとはとうてい信じらないしぐさだった。

チャオ大佐は眼鏡越しに私を凝視したあと、まぎれもないつくり笑いを浮かべた
傷跡のように見られました。
「今夜は俺もデートで忙しいんだよ、ジョー。」

私は嫉んでうなずいたた。ああ、さぞかし愉快な夜になるだろうとも。

「金はどうなってるんだい?」

「申し訳けないがまだなんだ。だが、今夜にでも。」
チヤオと私は商談を始めていた、

数週間前から、復活したクメール・ルージュに装備させる銃砲弾薬の
密輸入の機会をねらっていた。それはと財産つくるチャンスだった。
俺の昔からの人脈と彼の保護で、薄汚い女衒ビジネスから逃げ出す理想的な
機会だったのだ。しかしそのためには大金がー。欧米の水準でいえばたいし
たことはないにしてもここバンコクでは破格の金がー すぐに必要だった。
すぐに手に入ると、俺は2日前に請け負ったばかりだったのだが・・・。

彼はもう聞いていなかったた。代わりに、彼は突然サラの耳に何かをささやい
ていた。 XX歳の妖精は自分の手を パンティーの中にいれ、同じようにチャオ
大佐の首筋に舌を這わせながらフィンガー・ファッキングを始めた。
「言い訳はききたくないなジョー。どうにかして金をつくれ!、 AK- 47sは
翌朝、ビルマから到着するんだ。私はそれを買わなくちゃならんのだからな。
金は Vopatにずけておけ。そして明日の晩またあおう!」

私はお楽しみの真っ最中のチヤオ大佐の元から立ち去りました。 I
店を出るとき、大佐の方をふり返って見た私は、余計なことをしたと反省した。
チヤオは自分のコックを突き出し、娘と母親に同時に口唇サービスさせていたの
だった

ロクサーヌの顔には年季の入ったプロ女が見せる、偽の微笑が浮かんでいた。
その口は道化役者の淫売特有に開かれていたが、しかし、心はそこにないことは
明らかで、その目ははるか彼方を見ているようだった。右手で髪をつかみ、大佐
の股間に口を近ずけるように仕向けられても彼女はうなずきいてそれに従い、
大佐を喜ばせた。

しかし、サラは異なっていました。大佐が母親と同じように股間に顔をうずめ
させようと、左手で髪をひいたとき、彼女の汚れのない、青白い顔は、男のどす
黒い欲望に辟易して微笑みどころではなかった。ピンクの舌の先端は、淫らな
黒い柱をめぐりながら、同じく舌を這わせていた彼女の母親の舌に会った。
おもわずそちらに舌をめぐらそうとしたサラは容赦なく尻打ちされ。 はっとして
少し跳ね上がっり。フェラチオを続けた。娘の目は大佐のコックの向こうに
見え隠れする、母親の、というより恋人の青い目を追うのに忙しかった

サラは今度は私を見上げた。その目はうってかわって厳しい、現実的な目だった。
笑うたびに見える歯科矯正用の締め金が痛々しかった。サラ まだかわいく、明い
十代の少女だったが、もちろんそれだけではなかった。同性愛の性的奴隷であり、
命じられれば、どんな相手にもどんなこともするように調教された、娼婦だった。
彼女は学校に帰り授業に出席し、初めてのデートはそれ相応の相手とそれ相応の
場所で行うべきだった、しかし現実に彼女の初デートの場所は、世界の果ての
ここバンコクの、CandyLandのようなバーであって、その相手も狡猾なタイの
汚職警察署長であり、真心をこめて吸われるはずの唇は、不潔なコックに這わる
ことを強制されていた。それが現実で、すべて私のためだった。

(あと少しだよ、サラ。学校のことなんか夢にだって出てこなくなる。どうやっ
たら打たれないで済むか、どうやったら男がよろこんで1バーツでも多くくれ
るか、頭の中はそれでいっぱいになるんだ・・)

これも運命なんだよ、といいながら俺は、銃砲弾薬の密輸入ビジネスに専心
すべくドアをあけて、大きく深呼吸して漆黒のタイの夜の闇へ走りだした



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