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間違った出口 第4章 悪化する事態 

彼に隠れるようにして、若い少女がすすり泣いていた、マスカラが流れ出
して顔に筋がついている
「あいつらだな、灰色のレクサスに乗ったブロンドの女ってのは」
リーダーは少女に尋ねた。
彼女は見上げて、泣きながらうなずいた。
それが合図であるように他の3人は速く自動車を囲み、シャロンが、
バックしようとアクセルを踏み込む前に 銃を取り出して彼女と彼女の
娘に銃口を向けた
リーダーは堂々として、葉巻きを少し長めに吸うと、シャロンの目の
前でフロントガラスに押し付けてみせた。
「直ぐに車外に出るんだ。さまないと、俺の手下たちが貝殻からカキを
剥ぎ取るように無理矢理お前たちを掘り出すことになるぜ・・・」
彼は脅迫的に言った。
Jackie-Brown-movie-01.jpg

シャロンはなんとか逃げたいと思ったが、男の脅威は圧倒的で、ゆっくり
ドアを開けるしかなかった。
「言う通りにしましょう、大丈夫よ。彼らはいくらかのお金をパパに
要求するだけよ。そうすれば私たちは解放されるわ、キャシー。」
シャロンはキャシーにささやきました。
シャロンとキャシーは別々の男に引きずりだされ、腕をつかまれました
、彼等の目の中には悪意はあるものの、女に飢えた様子は感じられなかった。
「もし私たちに危害を加えないなら、夫はあなたに要求どおりの金額を払い
ますわ。」
シャロンは防衛的に言った。
「へーえ、そいつはいい事を聞いた?」
リーダーはおどけていったが、次にこう付け加えた
、「万一俺が本当に望むのがあんたたちに危害を加えることならどう
なるかね。」
キャシーはぎょっとして、思わず母の方を向いた。シャロンは自分がキャシ
ーかばわなくては、という責任感をみなぎらせて正面を見つめ、何か言い
返そうとした。しかし答える前に彼女は地面にたたきつけられ、次に、
拾い上げられ、ヴァンのバックに投げ込まれたのだった。
kidnapping.jpg


キャシーは鋭い
悲鳴をあげたが、彼女も肩をつかまれ、同様にヴァンの中に投げらた。

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