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女肉配給株式会社 第9章 名前の喪失

彼女がちょうど玄関について前に立ったまさにその時、突然ドアが開いたので
彼女は驚かされた。しかも迎えたのは容貌魁偉な、背中の曲がった男だった。

最初はまごついたが、男の態度はきわめて紳士的で、こんな夜に裸で玄関に
立っているエレノアを驚くことなく向かい入れたのだった。
(こんな素晴らしい邸宅は初めてだわ)
と彼女は思わず見まわした。
(持ち主は、よほどに裕福にちがいない)
迎えに出た男性は自分のことを George と名乗り、主人の手伝いとして彼女
の面倒をみるようにいわれている、と自己紹介した。
あとに続くように指示されたので、彼女がその命例にしたがってロビーを横切った
彼女はオーク製のらせん階段の中央に掛かっている美しいシャンデリアを見た。

書斎に入り一人の男が大理石製の暖炉の前に座っていたのでエレノアが同じように
しようとしたとき、彼女は止められた。
お前が座ることにできるのは、そう命じられたときに限ら
れる。今はご主人さまからそういうご指示がないので、立ったままでいるんだ、
というのがジョージの言葉だった。中央に座っている男は、彼女に近づくように
合図した。彼は、ゆっくり彼女の向きを変えさせて、非常に詳しく体を調べた。

{よろしい、なかなかのものだ}

それは彼の最上級のコメントだというのがあとでわかった。
彼は彼女に姿勢を正してまっすぐ前を向くように指示し、それから彼女の膣に手を
のばしディルドを引き抜いた。あまりにも長いこと挿入されていたので、まるでそれ
が身体の一部になったような感じがして、異物を膣に挿入していることそのものを
忘れていた。男は警告することなしに女陰に下から上に滑らせたので、痛みのために
彼女はつま先立ちになった。

(潤いが足らんし、締まりがいいのは良いがせますぎる)
というのは彼のコメントだった。

「今日はここらまででよかろう」
もともとセックスが計画になかったので、今夜はそれでお終い、ということらし
かった。彼は、彼女の柔らかい皮膚と絹のような髪にさわり続けました。

「いまやこの身体は会社の所有物だから、取り扱いには十分注意することだな」
「今日からお前の名は Cindi とする「。セカンドネームもファミリーネームもない、
ただのCindi.だ。」
こうして彼女は、自分のアイデンティティの最後の一部を失ったのだった。

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