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バンコクの奴隷商人 第4章 小物入れの中身

ココナッツジュースを薦めたのは正解だった。酒だったら彼女も
警戒してこううまくはいかなかったろう。メグはタイらしいと喜
んですぐにそれを飲み干した。自分がハネムーン物語のヒロインに
復帰するのになんの疑いももたずに・・・「DEAが代理人をよこして、
飲み物まで私に用意してくれたのよ、しかもココナッツジュース!
ドナルドが荷物をもって戻ったら、 私たちは大使館の車でホテルへ
向かうのよ、信じられない!!」

しかし、それは彼女が楽しみにしていた東洋のハネムーンではなかっ
た。しばらくドライブしたあと、飲み物の中に私が仕込んだ大量の
鎮静剤で泥のように眠り込んでいた彼女を車のトランクから引きずり
だすと、私はVopatのオフィスの頑丈な入り口をノックした。
出たのはTamだった。
「座って。Vopatはすぐにもどってくるわ。」
EasyCapture8.jpg

************
私は足元に昏睡した女を横たえると、椅子に座った。 薬を2倍入れた
mickey(催眠薬入りの酒のこと。20世紀初頭のシカゴにあったローン
スターサルーンという店の経営者兼バーテンダーだったマイケル・
フィンが客に催眠薬入りの酒を飲ませ金品を奪った事件があったこと
から、彼の愛称であるMickeyが呼び名になった)を飲み干したのだ。
彼女は身動き一つしなかった。Vopatを待つのに退屈していた俺は、
女の小物入れをチェックして時間をつぶすことにした。1085552891_577755c499.jpg


トラベラーズ・チェックで500弗分と米ドルでさらに200弗?これはただち
に頂戴した。そして元ボーイフレンドで今夫になった男とのツーショット写真。
sexy-lovers.jpg

さらに奥をさぐると避妊薬およびタンポン、チェーンつきのデルタ・
オメガ女子学生社交クラブの鍵、日焼けエステクラブの会員カード、
パンティーストッキングが半額になるクーポン券、ピンクの口紅、
マニキュア液、コンパクト、ブラシ、爪磨き、シャネル5番の小標本
ボトル、卒業生のためのボストン・カレッジ図書利用カード、マサチュ
ーセッツ州の結婚許可証、次学期の学習予定表、そして「一日20ドル
で旅するタイ 」と題されたペーパーバックの内側には、「なぜ駄目
ですか、完全なハネムーン用バンコク!」 と題されたお気楽な雑誌記事
が挟み込まれていた。さらに全科目4/5以上優秀な成績表。なるほど
お利巧さんだこと・・・さらに奥には、ニッケル鍍金の締め金でロック
された小さくぼろぼろの黒い革ノートを見つけた。私は、カバーを引こ
うとしたがびくともしない。さきほどみつけたkeychainを試してみる
と偶然にも一致した・・
青いインクの几帳面な筆記体の文字がページを埋めている・・・カバー・
ページに「Meganneライアンのジャーナル」と明らかな女の字体で記
されていた。

「ドナルドったらとってもかわいいの。今夜アレをさせてくれって頼む
のよ。もちろん嫌だと断ったわ。私とは結婚するまで、アレをするつも
りはないってね。もちろんしないでしょう。彼が以前につきあっていた
トムのことを知っていたらどうしよう。でも、ドナルドを選択したのは
正解だったわ。お金持ちだっていうの大切なことだわ。(彼の父親は東
海岸で最大規模を誇るコスモポリタン火災保障会社の社長で、ドナルド
もそこで働いているの・・副社長として)。貧乏は我慢できないわ。そ
れでわたしは彼の手をとって渡しの大切なところをちょっと触らせて
あげたの。

「私の継母から、家を出て以来最初の手紙がとどいたの。真心なんて薬
にしたくても感じられない手紙で、私がクリスマスに帰宅するかどうか
とたずねてきたの。 いまさら何?っていう感じ。だってお父さんがなく
なってからもう3年よ。寒い北の果てのメーン州なんて、私にとっては
精神的な重荷以外の何者でもないし、今の私にはここから、1億マイル
遠方にあるような気がする。学費だって奨学金でまかなっているんだし。
彼女は私のために何もしてくれたわけではない。私は帰らないと返事を
書いた。 私はイタリアに行く予定だし、卒業後はそこで働くかもしれ
ませんと。とにかく 私の人生から彼女を遠ざけたかったい。今さらは
私は忌まわしい重荷に思い悩みたくなどない。 今でもオーガスタの大
通りを思い出すことはあるけれど・・・それは昔の話。

「彼は、もう卒業まで結婚を延期するなんていわなくなった。そうよ!
私は、そんなに長く待っないわ。彼の仕事もうまくいているので、ハネ
ムーンをするのには困らない状況だ。ただ、彼はまだ、親に私のことを
言っていないらしい。成り上がりめ! 彼が由緒あるボストンの金持ち
階級で、私がメーン州のうす汚れた農民階級の出だからなのね。.」
「私は彼の優柔不断の, 煮えきらない態度に飽き飽きした。結婚を決意
させるには彼をむち打たなければならないだろう。なぜ、女性が事態を
リードした方がうまくいく場合でも男性はみなボスのように振舞わなく
てはならないのだろう? まったく頑強なんだから! 」
「ドナルドは、私と絶交してやると言う。何いっているの、Donny
少年、あなたにそんなことはさせないわ。 彼は、私が簡単に放棄する
ことができるひよこだと思っているらしい。しかし、あなたは知らな
いのよ、誰とつきあっていると思っているの?...」
「私の女子学生社交クラブの友人であるキャロルが私にくれた報告書を
ドナルドに示した。彼女診療所で働いているので、偽の妊娠テスト陽性
の報告書を用意してくれたの。ドナルドは少しの間報告書を眺めたあと
、彼は私を抱き締めて、もちろん、結婚するとだろうと言ったわ。」
「ドナルドにそれ相当の指輪とハネムーンのために彼のボーナスをすべ
てつぎ込ませた。Shiffer& Laverlyのダイヤモンドですもの。豪華です!
新婚旅行から戻るまで、秘密にしておくつもりードナルドは、まだ家族
または友達に何とも言っていない。それもしかたがないかもーだって
臆病な彼は親に反対されたらやめてしまうかもしれない。彼は、私たち
がハネムーンから戻り、「決着のついたこと」として話すつもりらしい。
いいわ、ハネ―ムーンのことを考えると興奮するわ 。」
「私たちがバンコクへ行くなんて信じるられない! ワクワクするわ、
「旅行者世界」記事によれば、最高に面白い場所みたい。私はニュー
イングランドの外へ出たことがないんですもの。ドナルドは私がうる
さくせがんだのでやっと血液検査を受けたわ。次の火曜および私たち
はオフです!」
EasyCapture30056.jpg


「ドナルドは、私がおっぱいを大きくみせる何かを実につけるかどうか
私に尋ねました。 彼は自分の希望に正直なだけだとと言う。なんてこと、
冗談でしょ!!でも明日は契約の日なの。 彼が今約束を取り消すかも
しれない危険を冒すわけにはいかなかった。私は彼にいったの。あなた
のお好みの服装にするわって。」

テーマ : 官能小説・エロ小説
ジャンル : 小説・文学

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