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アネットヘブン物語3

彼女の態度はしばしば他の女性のポルノスターとの衝突や監督との摩擦が引き起こ

した。有名な女性プロデューサーのスベトラーナ=マーシュは、アネット「本当に扱い

にくい人だったわ。まあスター'と仕事をするといろいろ大変なのよ。演技にはいって

しまえばうまくいくのだけれども、問題はどうやってそうさせるかなの。取り扱いには

注意しないとね」

 アネットも、自分もスターとして扱うことを要求する他のトップポルノ女優と問題を

抱えていた。

「私は、Desiree Cousteauと緊張関係にあったの。私たちはお互いに陰唇に舌を

這わせることになっていて、監督がそういっているのに彼女ったら私に身体を

触らせないのよ。冗談じゃないわ。彼女とは2度と仕事をしたくないわ。好きになれ

ない他の女優はセカかな。私は撮影を終えて自分自身への楽屋に帰ってきたの。そう

したら私より先にセカがいて、私のテーブルから私のものをどけて自分の化粧をして

いるのよ。それなのに彼女はなんだかよくわからない理由で、とっても汚い、私にとって

非常に無礼なことをいったの。私は表面的には落ち着いて見えたかもしれないけど、

内側では怒りが沸騰している状況で、いい仕事ができるとは思えなかった。彼女はとう

ていプロとはいえないわ。」
"
女優とは異なり、男性のポルノスターの多くはは彼女と仕事をするのを好んでいる。

ジョンゼーマンは「美しくて聡明なひとだったね」

と振り返った。流行の「顔射」は断固として拒否したが、彼女にはなんともいえない

魅力があり、人気があるのは当然だよ。」

値する。"リチャードパチェコも、「才能のある女優だったね。そして、彼女とセックス

をするのは素晴しかったよ」といった。

アネット自身は、男性のポルノスターは自分に対しては他の気まぐれ女優を相手に

する時のような嫌な感じをいだかったようだ、とコメントしている。「そういう人が多い

のも事実よね。でもそれは彼女たちの問題で、私は違うわ。第一私がそんな嫌な

やつならこんなに仕事が舞い込んで、トップ女優になれると思う?」

それでも彼女は自分が「厳しい人であり、自分が満足するように演技するパートナー

を求める」ことを認めている。しかし、彼女はその発言の真の意味を明らかにするた

めに、こう付け加えた「撮影現場では出演者がみんな冷静で、自分の役割だけで

なく、相手の役割や立場もきちんと理解して尊重すべきだってこと。」

この業界をリードする女優の一人としてアネットの地位が確立したのは1979年のこ

とだった。女優ボー=デレクの夫のジョン=デレクが、彼のポルノ映画のデビュー

作「Love You(1979年)」で、彼女を主役に据えたのだ。この作品には、レスリー=

ボーベイ、エリック=エドワーズ、ウェイド=ニコルズなども出演していた。通常のポル

ノ映画と異なり、この作品ではセックスの過剰な描写はなかった。もちろん一般映画

と異なり、そういう場面がことさらに隠されていたわけではなかったが、とにかく作品

は豊かで美しかった。「典型的なポルノ映画」ではないこの作品では、スワップしよ

うとする2組の夫婦の対話が延々と描かれていた。ボーデレク自身はプロデューサー

で、出演はしなかったが、夫のコンサルタントとして常に4人のポルノスターとともに常

に現場にいたのだった。アネットは後にこう回想しているリコール:"ボーがプロデュー

スし、ジョンが監督だった。私たちは、ロサンゼルスでもサンフランシスコでもハワイで

もロケ撮影をしたわ。興味深い経験だった。すばらしい人たちだった。私は本当に

彼らが好きよ。」

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