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キャロルの過ち 第12章 televibeの威力

キャロルは疲れきった身体を引きずって帰宅した。出かける前でメールで指示された

通り、服を脱いで生まれたままの姿になったが、ショーツを脱ぐときに、愛液が糸を

引いていることに気がついたキャロルは思わず床に座り込んでしまった。すぐにシャ

ワーを浴びたかったが、まずPCを立ち上げて、メールをチェックした。管理人からの

指示メールは、購入したテレバイブをセッティングして、それを女陰に挿入するよう

に命じていた。これはもともと機械やPCが苦手なキャロルにとっては苦痛だった。

解説書を読んでも、製作会社のサイトを見てもさっぱりわからない。とうとうキャ

ロルは意を決して息子ザックに久しぶりに電話した。ワシントン州シアトルでコン

ピュータ会社に勤務しているザックはまさか母親からPCのことで電話がかかるとは

思ってもいなかったようで、最初はとまどったようだった。まさかバイブレーター

のセッティングだともいえず、キャロルも説明に苦労したが、なんとか必要な情報

を得ることができた。

「生まれたままの姿でバイブレーターの使用説明を息子に聞く母親なんて最低・・」

キャロルは激しく落ち込んだが、自分がとうとう堕ちるところまで堕ちてしまった

という思いは、逆に股間を潤わせ、かなり太くて長いディルドをなんなく身体の中

に挿入することができた・・・すぐにそれを引き抜こうと動かした瞬間、身体に痙攣

が走った

「だめよ、そんなことをしては・・・」

00000288_Naked_with_robe_open_indoors_online.jpg


しかし言葉とは裏腹に、右手はフィルドをつかんで前後させ、左手は今日痛めつけら

れた乳首に伸びていた。キャロルは思わず夫の顔を思い浮かべた。あなた、ごめんな

さい。なぜ私はこんなことをしているの?なぜ椅子が濡れているの?自分でもうんざ

りしているのにやめることができなかった。ちょうどそのときバックの中の携帯電話

が鳴った。キャロルがハッとしたのは電話の音だけではなかった・・まるでバイブ

自身が生き物のように動きだしたのだった

「なによこれは、いったいどうなっていうの?」

キャロルは一瞬どうしてよいかわからず、携帯を耳にあてた。向こうから聞こえ

てきたのは、管理人の声だった。

「ああ、あの、言いつけ通り、買い物を、ああ、す、ああ、すませました」

「ふふ、その様子じゃ、ちゃんと器械は作動しているようね。声だけでわかるわ。

あなたも納得したでしょ?私が好きな時にあなたをイカせることができるってわけ。

ところで今日はだいぶお楽しみだったようじゃない?」

「はい?」

「あのお店の女性店長も、店員もサークルのお仲間なの・・さっそく私に電話があっ

たわ。指示以外のものを購入したことのお仕置きとして、明日のジョギングには鎖

つきの乳首クランプをつけることを命令に付け加えるわ・・・いいわね・・・」

「ああ、あ・・そんな・・外から見えてしまいます。お、お願いですから・・」

笑い声とともに電話は切れた。どこからの電話か確認しようと履歴をみたが、どん

な細工になっているのか、画面には「不明」としか書かれていないのだった。

 電話が切れた瞬間に股間のバイブも動きをやめた。ほっとした反面、火をつけら

れたのに中途半端に中断されて、キャロルの手は再びバイブに伸びた。その時、

今度はベッド脇の電話機の子機が鳴り出した。そしてキャロルが驚いたことにはま

たしてもバイブが動き始めたのだった。あわてて受話器を取り上げると、今度は

デイブからだった。

tatum-reed-calling.jpg


 彼女はごく普通であるかのように演技をしたが、その実は裸で椅子に座り、

脚をひらいて股間にバイブを挿入し、女陰からの滴りでその椅子を濡らし、乳首

を痛いほど硬くしているのだった。キャロルはブーンという低いバイブ音に気が

つかれるのではないかと、顔が青ざめる思いだったがデイブは、今とりくんでいる

ことを夢中になって語り、何も変わった点に気がつかなかった。なぜ、バイブを

取り去ってしまわないのか、キャロルは自分でも不思議だったが、話の終わりころ

には、空いている手を乳房にあて、夫がよくそうしてくれたように愛撫さえして

いた。Daveと話した後、すっかり動きをとめたバイブを取り出したキャロルは、

臀部を冷たくするほど大量の愛液が椅子を濡らしていることに気がつき、ようやく

ディルドを取り去った。やっとの思いで夕食のテーブルについたキャロルだったが、

自己嫌悪と違和感で食欲はほとんどなかった。テーブルに突っ伏して顔をあげた

キャロルはガラスに映ったった裸の姿に気がつき、あわててカーテンを閉めたの

だった。

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