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キャロルの過ち 第18章 奴隷契約書

「さあ、そろそろ本題に入りましょう。あなたは本当にこういう生き方を続けるつも

り?よく考えて慎重に答えることをお薦めするわ。私はあなたの家族のこと、食べ

ものとか飲み物の好みまでなんでも知っているわ。ご両親からとお子さんまでなんで

もね。なんでも調べるのが私の流儀なの。

cicil1.jpg
私の奴隷になるって決めたら、もう後戻り

はできないわ。後であなたが気変わったらあなたの愛しているものすべてを台無しに

することができるんだから。でも、あなたが私にわが身を差し出して、私がそれを受け

入れるなら、私はあなたが想像すらできないような経験をさせてあげるわ。私はこれ

からお手洗いにいってくるから、その間にこのジョッキーをすべて空にしておく

こと・・それにちゃんと返事をしてもらうからね。」

管理人はそれだけいうと、ゆっくり立ち上がり、歩いていった。


キャロルの頭は回転を始めた。あの女性は狂ってるわ。自分で何をいっている

のかわからないのよ。でも私だけでなく本当に家族を傷つけるかもしれない

危険な女だわ。無防備な頭上に注ぐ太陽の光、そして酷い食事によりひきおこ

され、ますます強くなる吐き気、さらに頭がクラクラするのに、さらにビール

を飲み続けることを要求され、もはや思考力が残っていなかった。さらに下半身

でしだいに強くなる尿意が、まとまった思考を不可能にした。彼女は家族を傷つ

けたくなかった。自分が引寄せたこの美しい怪物から家族を守るためになら、

どんなことにも耐えてみせるわ。なぜ私はこの怪物におびえるの? どうして

私はこんな気まぐれな女のご機嫌をとろうと必死になるの?

キャロルはとても混乱していた。どうにかこうにか最後のジョキーの半ばを

飲んだとき、管理人が帰ってきた。背が高く自信のあふれた全能の支配者・・

しかしキャロルはその名前すら知らないのだった。

「もしジョッキーを置かないで残りを一気に飲み干すんだったら、許してあげるわ」

キャロルは言いつけにしたがわざるを得なかった。

「さて、それではあなたの答えを聞かせてもらいましょうか」管理人は威圧的な

調子で言った。

「ええと、あの、まあ、あたしは、自分の家族を傷つけたくないから、あなたの

奴隷になろうと思うわ」

「質問をくりかえすわよ。いいこと、質問は「あなたは私の奴隷になりたいと

思いますか?」よ。あなたにもにもわかるようにこれ以上できないくらい簡単

な質問にしてあげたじゃないの、」管理人は冷静だった。

キャロルは思わずビールジョッキーに手を伸ばしたが、中身はからっぽだった。キ

ャロルの返事はひとつしかなかったが、なんとなく即答したくはなかったのだ。

「はい、私はあなたの奴隷になりたいです。」

管理人はキャロルの前に書類を置くと、「内容を確認してここに署名して頂戴」

といった。

contract_400.jpg


キャロルは、書類に書かれた、短いパラグラフを読んだ:

===================================

私、キャロル・カールソンはここに誓う。私の肉体と、魂、そして生命と愛情の

すべてを、私の愛人にささげることを。

今日ただ今よりすべてのご命令にためらうことなく従い、愛人がふさわしいと

判断したどんな罰も情熱を持って受けることを。彼女が、私のために、

私に加える一切の行為を、それが殺人を意図するものでない限り、甘受する

ことを。


署名:


キャロル・カールソン

==============================================================

キャロルは特に最後の文句に恐怖を感じたが署名欄に自分の名前でサイン

をした。

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