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キャロルの過ち 第19章 最初の試練

「けっこうね。これで契約成立ってわけね。じゃあ早速あなたのマンションの鍵をいた

だくわ。」キャロルは彼女のバックからマンションの鍵を取り出すと、彼女の新しい

愛人に手渡した。

"これから私はあなたのマンションに車で直行するから、そこで会いましょう。あなた

はどんな理由があっても立ち止まらず、全速力で帰っていらっしゃい。いいこと、特に

トイレは厳禁よ。1時間以内にベルを鳴らす音がすることを期待しているわ。ベルを鳴

らしても私の答えを待つのよ」

管理人はそう指示すると、立ち上がって颯爽と駐車場に向かっていった.

hotsauce.jpg


キャロルはじっと考え込んでいた。頭は混乱のきわみにあったが、はっきりしているの

は、彼女がサインをしたのは、かならずしも彼女と彼女の家族が危険にさらされている

という消極的な理由ではなかった。むしろ、自分を奴隷にしたいという管理人の強い

思いをキャロル自身が受容したからだった。その意味では管理人は脇役であり、長い

こと封印してきた、キャロル自身の思いが主役だった。

 しかし今はそういう根本問題を悠長に考えている暇はなかった。マンションから

ここまでたどりつくのでさえ、1時間20分はかかっていた。この状況で、1時間で

たどりつけるだろうか?不安はすぐ現実となった。大量のビール摂取によりもたら

された尿意は次第に強くなり、また日差しと、脂っこい食べ物による胃の不快感、

それに腿から脹脛、足首にいたる疼痛にくわえて行きよりはるかに大量の発汗は

キャロルの体力を急速に奪い、また運動による循環の早さはビールの酔いを倍化

させた。彼女はただちに立ち止まり、トイレに入ることが最善なのは自明だった

が. 彼女の愛人の非常に明確な命令を思うと、キャロルには逆らえなかった。

あと2ブロックの距離になり、マンションの建物が見えてくると、尿意はいよい

よ強くなってきた。

「ああ、もうだめ・・」

それでも彼女は歩行のスピードを上げようと努力したが、それがさらに下腹部

を刺激した。ついに最後の瞬間がやってきた。もうこれ以上は無理と思いながらも、

両腿を剃り合わせてなんとか耐えようとしたキャロルだったがそれもわずかな時間

だった。ついに自分をコントロールできなくなったキャロルは、緊張を解いた・・

5.jpg


両腿の間からほとばしる熱い液体がたちまちスカートを濡らし、内腿を伝わって

靴を濡らし、コンクリートに黒い水溜りをつくった。これが、公道で白昼堂々と起

こったことに、キャロルは信じられない思いだった。羞恥のあまりその場で失神し

ないのが不思議な位だった。しかしその瞬間、キャロルが今までに経験したことの

ない不思議な快感を感じたことも事実だった。ようやく奔流がやみ、あたりを見回

して自分を注視している人がいないことを確認すると、キャロルは一目散にその

場を離れて駆け出した。マンションについたキャロルは祈ような気持ちでエレベー

ターを待ち、だれもいないことを確かめると素早く入り込んで行き先ボタンを押した。

無我夢中で急いでいるときには気ずかなかったが、アンモニア臭とアルコールそれに

汗の臭いがエレベーターに充満した。キャロルは泣きたい思いだったが、彼女の右手

はまるでそれ自身の独自の意思があるようにスカートの中に入っていき、アンモニア

とは明らかに異なる液体の源泉をまさぐったのだった。

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