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キャロルの過ち 第37章 ショッピングは佳境に

キャロルは疲れ果てた身体をひきずるようにしてゆっくりとモールにもどっていった。

LCは彼女のスレーブが、おぼつかない足取りで、こちらに近寄ってくるのをただちに

認めた。近寄ってくるにつれ、彼女の顔にはまだ淫らな行為の跡がはっきりと残され

ており、特に自慢の髪の毛には隠しようもない痕跡がこびりついているのをみたのが

わかった。おそらくそれは友人のジャック(キャロルを男子トイレでかばった黒人男性)

が、LCのために残してくれた「プレゼント」に違いなかった。年配の女性たちの一群が

キャロルを避けるようにして道をあけ、あからさまな軽蔑の視線を浴びせたとき、LC

の喜びは最高潮に達した。とうとうキャロルが飲食コーナーに戻ってきて、男性の伝言

を伝えた時もLCは敢えていかなる反応も示さず、もちろん、顔や髪の毛の痕跡にも

言及することをせず、モールに戻ることを宣言しただけだった。

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 LCとキャロルが次に目指したのは「限定」という名の洋品店だった。ここで再びキャ

ロルはミストレスのために服を選ばされた。もともとここは十代の女の子向けの店で、

キャロルのようなアラフォーの女性には全く不向きだったが、LCはミニスカートやフレア

スカート、ジャンパーやタンクトップ、前秋のブルウスなどを次々にキャロルに試着さ

せて、数点を選ぶと今までと同様に翌日配送を指示した。次に訪れた「ギャップ」とい

う名の店もティーン向けであり、そこではキャラクター写真のついた綿のパンティや、

ハイソックスなどを購入すると、「ベイカーの靴店」に移動した。このころになると、

キャロルは空腹で疲れきっていた。物理的な疲労もさることながら、いままでのくだら

ない買い物に費やした金額は莫大すぎて、健全な主婦の金銭感覚が麻痺していくことが

つらかった。、夫であるDAVEがたっぷりと送金してくれているおかげで、なんとか恥を

かかないですんでいたが、この調子で際限もなく買い物を続けたら、いつかは口座も空

っぽになることは明らかだった。

 靴屋での買い物も莫大だった、踵の高さは最低でも4インチで、6インチのものも数点

混じっていた。足首のところで固定し、足指を露出させ、キャロルの赤い爪を強調するよう

なタイプばかりだった。

(こんなに沢山買っても置く場所があったかしら?)

キャロルは思ったが、止める手立てはなかった。

そんなキャロルの表情をちらちら眺めながら、LCは言った

「お楽しみはまだこれからよ、スレイブ。」

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LCはそういうと、キャロルの腕をつかんで、「ビクトリアの秘密」と名ずけられた店に入って

いった。今までと全く違って露出度の高い下着専門店で、キャロルは当惑した。店中の下着を

全部試して試着室から出てLCに見せなくてはならなかったので、店中の客全員にその姿をさら

さなくてはならなかったのだ。ビスチェ、コルセット、乳首に穴の開いたブラ、キャミソール

ガーターベルト、クロッチなしのパンティ、ソングス、透けたローブ、下4分の1だけのブラ

またしても明日お届けだった。

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