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キャロルの過ち 第48位 女性配達人

キャロルは双臀をひりひりと赤く腫上がらせ、性的に中途半端な状態に放置された身体

を火照らせ、顔には乾いた精液をこびりつかせたままの惨めな姿で、バスルームに這っ

ていった。彼女はあちこちの鏡に写る自身の姿に、身が縮む思いだった。どうしてこん

な仕打ちを受けても興奮しているのだろうか?

彼女は本当にこのしたい発狂する寸前だった。ミストレスの言葉に従い、キャロルは

温度調節バルブを「冷水」に変えて、凍りつくように冷たいシャワーの中に身を入れ

た。キャロルはざっと身体を流し髪を洗うとバスルームを出た。冷水で一瞬下沈静化

したように思われた体の火照りは、シャワーから出て鳥肌が立つとともに、以前にも

増して燃えさかっていた。素早く髪を乾かし、薄化粧をしたあとキャロルはミストレス

の寝室へと這っていった。

「ずいぶん念入りなシャワーね、スレイブ」と、LCは、非難するようにいった。

「今度は引き出しを空にするのよ」。

 キャロルは再び以前と同じ行為を繰り返した。引き出しは瞬く間に空っぽになり、

お気に入りの下着類は床に堆く積まれ、それをごみ袋に充填した。残されたのはジョ

ギングや運動服だけだった。言われなくともゴミ袋を歯で噛んで床を引きずってゆき、

台所に運んだキャロルの耳にまたあの恐ろしい玄関の呼び鈴が聞こえた。

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玄関を開けた彼女の前に現れたのは驚愕の眼を見開いた中年女性で、GAPでの買い物

を届けにきたのだった。逃げそうになる彼女を中に招き入れ、自分についてくるよう

にいって、女王の寝室に向かった。彼らの到着を待っていたLCは服が溢れているので

デイブのクローゼットへ一部の服を移動するようにキャロルに命じた。キャロルは

作業をしながら、LCが配達の女性になにやらひそひそと聞すのを聞いたがもちろん

内容は聞き取れなかった。作業を終えたキャロルは静かにLCの隣に節目がちにひざま

ずいた。LCは作業中の労働者に命じコンドミニアムの別の場所で作業するように指示

した。納得した彼らが寝室を後にして背後のドアが閉まったとき、LCはキャロルに

告げた

「今度のトレーニングはね、私の大切なスレイブ」

LCは静かに言った。

「この素敵な女性の服を手を使わずに脱いでいただくのよ」

キャロルはミストレスに「大切な」と言われて身体に電流が走った。自分は素っ裸を

晒し恥ずかしい行為の一部始終をさらしているのに、配達の女性が服を脱ぐために

男性たちを追い出す・・・ここでは自分よりも配達人の地位が上であることをなに

よりも雄弁に語っていた。

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