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キャロルの過ち 第52章 至福の時

キャロルは、LCが出て行ったあと、玄関のドアがガシャンと音を立ててしまる音を

聞いた。汚れきったベッドと、あちこち点々と精液の飛び散ったカーペット、それ

にあらゆる方向に見える鏡の中の女の裸像をキャロルはぼんやりと眺めていた。

本当に汚れきっていた・・顔といい髪の毛といい、胸さえも精液で覆われていた。

その上、彼女の顔にも舌にも女の愛液の臭いと味が残っていた。いったい自分の

身の上になにがおこったのか、キャロルは混乱していた。自分が悪いのだという

ことはわかっていた。夫を裏切り、子供たちに顔向けができないような行為をした

ことはもちろんだが、今までの経験したことのないようなやり方でそれを楽しんだ

ことにキャロルは心から恥ずかしいと感じた。ミストレスは想像していた以上

だった。キャロルはミストレスの指示に身をゆだね、何千ドルもの浪費をした。

ようやくキャロルは自分が感情を押し殺してきたことをさとったのだ。キャロル

は自分の尊厳が無視され、辱められ、モノ扱いされることを夢みていたのだったが、

世間体や家族に気兼ねしてそれを無意識に封印してきたのだ。Daveは優しい、素晴ら

しい夫だが、彼女のこうした願いにかなう男性ではなかった。たとえ子供たちに会っ

てももはや以前と同じように胸をはって彼らに会うことはできないに違いない。

 キャロルはそんなことをすれば自分が愛する人たち、そして大好きなものすべてと

決別を余儀なくされたことがわかっていても、その行為を止めることができなかった

自分の業の深さにことにあらためて気がつき、すすりないた。もはや自由ということ

ばは自分の生活のどこを探しても存在しないのだ・・・キャロルは言葉もなかった。

キャロルは跪いた姿勢からゆっくり立ち上がり、汚れきったシーツを取替えたが涙

はとまらなかった。すべてのカーペットの染みをぬぐってから、キャロルは

暖かいお湯をあびようとバスルームに向かった。

 石鹸を身体中につけながら、キャロルは自分がどうしようもなく興奮してきた

ことに気がついた。この緊張を和らげるためには、手淫するしかないことは明らか

だったが、それはミストレスが禁じた行為だった。いったい今晩どんなことが私

を待っているのかしら?キャロルはそう考えると股間がどうしようもなく濡れて

くるのだった。きっと嫌らしく辱められるに違いないわ・・そう考えるだけで

彼女の乳首は狂おしく硬くなるのだった。そんなことを考えるなんてなんてこと

なの、と彼女は自分自身にあきれ果てた・・今考えたり、行おうとしていること

は女子大以来自分を戒めてきたこととちょうど正反対だった。キャロルの心の底

にある、奴隷的柔順さ?どんなに恥ずかしい行為でも言われるままに行う、という

性質は、いままでも時折り顔をのぞかせていたが、彼女の理性がそれを完全に押し

殺してきたのだった。しかし、耐え切れないほどの寂しさがその封印をといたたため、

噴出してきたエネルギーはもはやコントロール不能だった。ミストレスの存在は圧

倒的で、もはやキャロルは彼女なしでは我慢ができなくなっていた。

キャロルは浴槽から上がると火照った身体を乾かし、バスタオルで身体を吹いたが、

タオルの先端は乳首や、いつまでも滴りをやめない女陰を再び刺激した。かつての

客用の部屋であり今の寝室に入り、キャロルは髪を整え、化粧をして戻ってきたミス

トレスを迎えることができるように目覚ましを6時15分に合わせた。

枕に頭をつけるやいなやキャロルは爆睡したが、今日一日のおぞましいシーンが彼女

の眠りを浅くし、苦しめていることは、苦しげな表情とうめき声ではっきりと想像

できた。

 LCはキャロルのコンドミニウムからの画像を大形画面のモニターで食い入るように

みつめていた。もっともプライベートな時間であるべき睡眠でさえ、キャロルはLCに

支配されているのだ・・それはLCにとって自分の完璧な勝利を確信する至福の時間

だった。

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