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キャロルの過ち 第54章 安香水の香り

「さあ、スレーブ、今日のあなたの失敗を集計してみようかしらね。」

"LCは柔らかいクッションが付いたいすに座りながら、キャロルが5インチのヒール

つきのサンダルで危なっかしく眼をふて立っている前で言った。

「一つ、私の許可なしにマスターベーションを行ったこと。厳禁したにもかかわらず

それにすぐ違反した罪は軽くないわよ。二つ、許可無しでミストレスの寝室に入った

こと、三つ、許可無しでミストレス専用のバスを使用したこと。四つ、ミストレスの

ベッドの上で許可なしに座っていたこと、五つ、許可無しで発言しようとすると、

六つ、言いつけ通り肌を焼いていないこと」、

LCは指を折って数え始めた。 「お前が好き勝手な態度を続けるから、罰則はどんど

ん増加しているのよ。このまま反抗的な行動を続けるならお前とお前の家族について

の私の情報をインターネット上のぶちまけざるを得ないけど、それもでいいのね?」

ここでLCは話を中断し、キャロルに、「泣いても無駄だし、第一お前の泣き声なんか

聞きたくないわ」と言い放った。

キャロルは彼女の涙をぬぐい、節目がちに次の指示を待った。キャロルは彼女なりに

ミストレスを喜ばせるために懸命に努力したつもりだったが結果的に無残に失敗した

ことは明らかだった。ミストレスを不機嫌にした見返りに厳しい刑罰が下るのは覚悟

の上だった。今度こそミストレスを失望させないようにしなければ・・・・


「でかけるわよ、スレーブ。我々は、今夜2つよるところがあるの。2つ目には少し時

間がかかるから、もうでかけないと・」

LCは立ち上がり、玄関に向かって突進したので、キャロルはあわててあとにつき従った。

「ドアは閉めなくてもいいわ。それにお前は階段で行くのよ。」

LCはバックから小さな小瓶を出すと、キャロルに渡した。

evaobsession.jpg


「香水よ。手にとって首筋や、スカートの中にもたっぷりつけなさい。場末の娼婦が

 よく使う、品のない、煽情的なだけがとりえの安香水・・今のあなたにぴったり

 でしょ?こんなものをつけてエレベーターに乗ったら、みんな卒倒しちゃうわ。

 だからお前は階段で行くの・・これからずっとね。」

エレベーターに向かいながらLCはそう命じた。 「お前はこれからどんな時でもエレベ

ーターを使わずに階段で行くのよ。その方が体形の維持にもいいでしょう?」

キャロルはミストレスの最後の命令にショックを受けた。この高いハイヒールつきの

サンダルで急な階段を下りるのは、危険というのは言いすぎにしてもとても難しかった。

キャロルが1階についた時、ミストレスは当然のようにキャロルの車の運転席

に座っていた。キャロルは助手席側のドアにまわり、彼女の短いスカートとを翻して

乗り込んだが、だれかその光景を見ていれば間違いなくキャロルのプライベートの部分

がむき出しであることに気がついただろう。実際には住民のすべてを知っているわけで

はないが、自分の住んでいるコンドミニウムの住民にこのような姿をみられるかもしれ

ないという想いは、キャロルを落ち込ませた。。

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