2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女肉配給株式会社 第4章 夜の生活

彼女が支配されているのは仕事場だけにとどまらなかったことは言うまでもない。
名前も知らぬ男性とのデートの間中はさらに徹底していた。落ち合う間所は最初に
出あったbar に決まっていたが、そこで終わることはけっしてなかった。
コートの着用こそ許されたが、その下はシースルーのブラウスかコートだけで、
下着はなし、というなんともエロチックで、セクシーな恰好がデートの基本だった。

「コートをお預かりしましょうか?」

最初のデートのとき、バーテンダーが近ずいてきて微笑をうかべながら尋ねたとき、
彼女は思わず男の顔をみたが、あえて視線を合わせない彼の態度にすべてを悟って
コートをさしだした。多少のことでは驚かないバーの客たちも、その姿には一瞬
ざわめいたのだった。その街は大変大きく、よほどのスキモノでないと近ずかない
類のバーなので、彼女が知り合いに出くわす可能性は低かった。しかしそれにして
も何軒ものバーに出没し、可能な限り人前に身体をさらすように強制されている
身としては不安に思うのも当然だった。

 彼女はいつも一人で座ることを(テーブルではなくカウンター席に)指示された。
男はけっして彼女の隣に座ることなく、彼女を好奇の眼でみる客席の方にでかけて
は、彼らが望むどんな方法ででも彼女を弄ぶことができると挑発するのを常として
いた。しかし、紳士淑女の考えや行動は平凡で退屈であることが多く、たいていの
場合、彼がその方法を彼らに提案するのだった。

 シースルーのドレスに首枷と鎖を身につけている女をみて、色情狂と思わぬ客は
稀だった。ぐてんくれんに酔っ払った男たちは彼女の胴体と股間に手を這わせた。
ブラウスのボタンがはずされ、乳房を引きずりだしてそれを揉み、乳首をつまみ、
噛んだりと梳き放題だった。拒絶することが許されない彼女は耐えるにみだった。
女性でさえ、そのプレイに加わった。男は遠くからそれを見守り、微笑むだけだ
った。男たちは彼女の乳首を赤くはれ上がるまで撫でまわし、噛んで、掌で叩い
て音を立てた。彼女の悲鳴は拍手をもって迎えられ、誰一人として止めることを
提案しないのを確認した上で、男はさらなる提案をするのが常だった。

Trackback

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Comment

プロフィール

山々田花子

Author:山々田花子
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード