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Long and winding road 第4章 地獄への第一歩

男は顔をしかめて笑った。

「ああ、でも君はこれからどんな運命が待っているのか、どうやらすべて
 わかったようじゃないか」

スチーブンス氏は振り向くと大きな輪になり、興味津々で成り行きをを見ている。
他のゲストに向かっていった

「皆さんにも同意していただけるだろうね」

不吉な笑いの渦が部屋中に響き渡った。これらの人々は小さな秘密を共有している
らしい・・しかしジョンはあえてそれを無視して大声をあげた。

「紳士諸子よ、あなた方みんな狂っているぞ!」

その言葉を言い終わるか言い終わらないうちにジョンは鳩尾に手ひどい一撃を
くらって倒れた。

「君が最初に習得すべきは、私がただの紳士ではなくマスターだということだ」、

君は私に今からそのように対処しなければならない。口を聞いてもよいのはこ
ちらから話しかけたときのみだ。そして常に私に、適切な敬意がはらうこと。
いいかね、そちらの若い女性も同じだぞ」」

自らをマスターと名乗ったスチーブンス氏は、召使に羽交い絞めされている
メアリーにもそういった。

「こいつらを連れて行け、どうすればいいか、わかっているだろうな」

そういうなり彼は他のゲストの方にゆっくりと歩みはじめた。

背後で3人の黒人従僕がジョンとメアリーの部屋から連れて行くのに
全く関心がないようだった。チャールズという名の4人目の黒人従僕だけが
残り、マスターが完全に他のゲストの中に混じるまでの短い間につぶやく
言葉にじっと耳を傾けたのだった。

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