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リサの転落 第12章

しかし言うことを利かないとばら撒くぞと脅かされた写真のことを思うと従わない

わけにはいかないとリサは諦めた。同時に彼女の脳裏に浮んだのは強制された

というよりも自分から進んでパメラの秘所に舌を這わせたことだった。

 10時きっかりにハナコがむかえにきて、リサの衣装を確認した。ハナコは

上から3番目までのボタンをはずしてよりしどけない格好に替えると、リップ

スティックスを取り出して、リサの唇に下品な赤を塗りたくったのだった。

sexy_lips_1.jpg


「これで少しはましになったわ」

とつぶやきながら首のカラーに紐をつけ、外に出るように指示したハナコは空腹と

喉の渇きを訴えたリサの言葉を完璧に無視して、頬に平手打ちを食らわせてから

「お黙り」と言ったのだった。

「そうなのね、ここでは何をいっても無駄なのね」

そう、ハナコのメッセージは間違いなくリサに伝わったのだった。部屋を出た

所にある椅子の背にかけられた上着を手にとったハナコは慣れた手つきでリサ

のカラーから伸びる紐をその椅子の脚につなぎ、上着を手にとるとチラとリサの

方をみてからそれを素早く羽織った・・・今のリサにはそれが素晴らしく立派に

見えた。椅子から紐をはずし、再びそれを手にとったハナコはリサを引きずる

ようにして玄関の脇に立った。小柄だが上品な姿の日本人が、大柄で下品なペット

を連れている姿にはある種の滑稽味があったが、リサにとっては屈辱以外の何者

でもなかった。

滑り込むように大型の高級車が2人の前に停車し、運転手がニヤニヤ笑いながら

出てくると後部座席用のドアをあけて大げさな手振りで2人を中にさそった。

リサが一番会いたくない、あの「庭師」だった。リサは泣きたい気持ちだったが、

そんなことをすれば化粧が台無しになり、なによりも激しい折檻を受けることは

自明だったのでぐっとこらえた。車はダウンタウンにむかっていた。リサはだい

たい自分がどこにつれていかれるのかがわかってきた。そんなことはありえない

し、そうなってほしくないと考えていたが、事態は予想通りに進行した。まともな

市民ならけっして足を踏みいれないような猥雑な店が並ぶ一角に、確実に車は近ず

いていったのだった。そして車は、有名なtattoo shop の店先に停車した。

車が止まる前から好奇心むき出しにした男立ちが近寄っていた。

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