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リサの転落第21章

そうねえ、でも太腿と二の腕の余分な肉は削ぎ落とした方がいいわね。ウエスト

ももう少し絞った方がいいと思う。」

ひとしきり鞭打ちを終えたあと、スーザンはコーヒーをすすりながら品定め

をするようにリサの身体を眺めながら言った。

「これからすぐ行きましょう」

今はとても無理です、という言葉をぐっと飲みこんでリサは小さく「はい」

と答えた。

でもまさかあの格好で街中へ行くのかしら?リサの不安を察したスーザンは

直ぐ答えた。

「大丈夫よ、お出かけの仕度は考えてあるから。今日はちゃんとインナー

 もつけさせてあげるわ、特別にね。」

しかしインナーというのは濃いピンク色の総レース製のショーツだった。

ハーフバックはいいとして、フロント部分はやっと小陰唇を隠す程度の小さい

ショーツだった。

大きくため息をついたリサに次に渡されたのはシースルーの薄紫のミニキャ

ミソール・・・乳首から乳暈までが透けてしまう代物だった。

「あの、ブラは?」

「だめよ、せっかくのニップルピアスが見えないじゃないの!」

最後にわたされたのは白いパンツだった。薄手でサイズが小さめであることは

すぐわかったが、実際につけてみるとそれはとても街中で身に付けられるもの

ではなかった。脚にピッたりと張り付く少し光沢のある白いパンツー薄手の

生地なので臀部から太腿のラインが露わになるーバックは双丘の亀裂に食い

込み、フロントは恥丘の盛り上りが露わになっている。当然のことながら

パンツの下のつけたピンクのショーツが、レースの模様まではっきりと透

けて見えてしまうのだった。

00003191_Blond_in_a_seethrough_dress.jpg


(これは、無理です)リサの言葉を封じるようにスーザンが決め付けた

「ねえ、素敵でしょ。今のあなたにぴったりよ。さあ、出掛けましょう!」

履物は踵が5インチのサンダル・シューズだった。

「先に駐車場で待っていなさい。すぐに行くから」

なぜ別々に出るのか、一瞬とまどったリサだったが、駐車場までのわずかの間

に、何人もの同性に見られ、針で刺すような視線を浴びたリサはようやくその

意味をさとったのだった。

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