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女性支店長の新たなる出発 第16章

ミストレスブラックとダイヤモンドは、昼食時で、客がごった返す

人気のイタリアン・レストランへレダを連れて行くことに決めた。

ミストレスはレダを洗面所へ連れて行って、ビクトリアンシーク

レットでの不始末つまり、言いつけ通りディスカウントできなかっ

たことに対するけじめをどう考えているのか詰問した。レダは結局

自分のカード残高が減っただけだし、なぜ今になってそんな話が蒸

し返されるのか、理由がよくわからなかったが、ミストレスのご

機嫌をそこねたくない一心で

「申し訳けありませんでした。お詫びの印になんなりと言いつけて

ください」

と、口にしてはならない一言を言ってしまったのだ

「そうかい、なんなりとね・・」

ミストレスの顔に邪悪な微笑みが浮んだ

「そうかい、それじゃ、今着ている服を全部脱いで渡してもらおうか」

と彼女は、静かに、しかりきっぱりとした調子でレダに言った。

レダは、心の底から震え上がった。

(公衆の面前で、そんな辱めをうけるなんて・・身の破滅だわ)

「ふふふ、このまま店内に出るつもり?」

「はい?だって今そのようにおっしゃったのでは?」

「馬鹿ねえ、そんなことをしたら警察が来るだけよ。」

ミストレスブラックは、彼女の小物入れをあけ、スプレーと塗料の

入った缶、それに筆をとりだした。

「はじめての経験でしょ?ボディペインティング。ちゃんとアイマ

スクもつけてあげるわ。あなたの身体は晒し者になるかもしれない

けれど、だれもそれがあなただとは気がつかないわ。」

0115004.jpg


ダイアモンドはすでに店の中央に席をとっていた。メニューを読む振り

をしながら洗面所の方にしきりと視線を走らす彼女の視野の端に、レダ

とミストレスの姿が見えた。かねてからの打ち合わせ通り手をあげて

席の位置を知らせると、想定外にも注文だと勘違いしたウェイターが

やってきた。

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