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女性支店長の新たなる出発 42章

時間は3時間ほど遡る・・・ようやく1000ドルを手にいれたレダは一足さきに

自宅に帰っていた。だれもいないことに最初は不安を覚えたが、携帯電話には

「今日は友人の家の泊まる」というメールが届いていたので、まさか娘がミス

トレスブラックの手中に落ちたなどどは夢にも思わず、傷だらけで疲れ果てた

肉体を湯船に沈めてリラックスし、明日の勤務に備えるのがやっとだった。

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 いつも通り支店長にふさわしいメイクアップと衣装をきて出かけようとした

とき、ミストレスブラックから電話がかかってきた。

 10時には銀行にいくので待っていること、部屋に入ったときは衣服をすべて

脱いで全裸で迎えること、通勤服はいつもの大人しいものではなく、ミニドレ

スにノーパンとすること、車の中ではバイブを挿入したままとするが、イクの

は許可を得てからにすること。レダは急いで電話を切ると、ティナのクロー

ゼットを探した。ミストレスの要求を満足するようなものなど一枚ももってい

ないことは明らかだったからだ。ひとまわり小さい娘のサイズの服に身体を押

0207006.jpg


し込むのは容易ではなかったが、なんとかなった。バイブの先端がスカートの

裾から見えないように深く押し込んで、緊張しながら駐車場から建物に入り、

好奇の視線を浴びせかける従業員の視線を跳ね飛ばすような勢いで支店長室に

入り一息つくともう9時だった。

机の上を確認すると、レダが決済すべき書類が見あたらなかった。どうしたのか

と不安に思い、秘書を探したけれども彼女はいなかった。

「こんな時に限ってなんてことなの!10時にはミストレスがきてしまうから、

それまでに今日の仕事をかたずけてしまわないと足らないのに・・・」

結局秘書のヴァロリーは30分も遅刻してきた。レダがどなりつけるように書類

のありかをたずねても一行に要領を得ず、結局書類がそろったのはさらに10分

あとで、レダは20分の間に書類にすべて眼を通す派目になった。

「まったく肝心なときに役に立たないんだから・・減給よ、今月は」

レダがヴァロリーから書類の束をひったくり、ほとんど悪態をついて支店長室に

消えたあと、秘書の瞳には涙がうかんでいた。

「あんまりだわ。自分だって昨日、おとといと勤務時間を無視してサボったくせ

に私だけ減給だなんて・・」

ミストレスブラックが姿を見せたとき、まだヴァロリーは机に突っ伏して泣いて

いた。秘書の机に近ずいたミストレスは何も気がつかないふりをして(支店長と

お約束があるのですが)と切り出し、秘書が泣いていることに初めて気がついた

様に振舞った。

「誰なの?こんなに可愛い人をこんなに泣かせるなんて・・」。

よほど人の心を掴むのがうまいのか、ヴァロリーは、うかつにも一部始終を話し

た。ミストレスブラックは大きくうなずいたり簡単な質問をしたりして熱心に

聞くふりをしていたが、もちろん最大の関心事はこの秘書を仲間に引き込めるか

どうか、という点だった。

(どうやら、合格ね、この娘も)

時計を見たミストレスは支店長との話が済んだらまた続きを聞くからといって

ヴァロリーを抱きしめ、支店長室に消えて行った。

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