2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第12章 黒いメール

記念航海の4ヵ月後 ― オフィスでコンピュータ画面を眺めていたローリーは、

電子メールの中に奇妙で不吉なメッセージを見つけ即座に、凍りついた。送

り先は「あんたの黒いレイプ犯」とあった。題名は「記念日の船旅で妊娠?」

・・もはや間違いはなさそうだった。ローリーはPCの前で姿勢を正した。

「どうしよう?この電子メールを開けるか、それとも読まないでそれを削除

するか・・・」

マウスを削除ボタンにおいたまま、胸で連打している心臓を意識しながらし

ばらく凍りついたローリーだったが、結局、カーソルを「開く」ボタンに

移動させ、それをクリックした。

000002D7_wife_playing_with_her_tits_while_on_computer_20120529231110.jpg


「こんちわ、ウォーカー夫人」

メールはくだけた調子で始まった。しかし読み進めていくうちにローリーは

次第に寒気が身体を貫くのを感じた。

~あんたがピンクのスカーフを巻いて黒いドレス姿で乗船した姿はとっても

セクシーだったぜ。もう一度会いたいんだ。今度も前と同じ衣装に白いヒール

で頼むぜ~

ローリーはあの男がどうやって彼女自分のメール・アドレスを知ったのか訝し

く思ったが、仕事中にオンラインで船旅を予約したことを思い出した。その下

には文章に書かれたとおりの衣装をきた自分が映っていた。乗船した直後に夫

を船室に一人にして買い物をしたときのもので、撮られた記憶は全くなかった。

その写真の下に

「金曜日にSweetportのドックに入る予定だ。ドックの前にあるモーテル

「天使の隠れ家」で午前9時に会おうじゃないか、時間厳守だぜ!角の部屋

(#105)を取っておいたからな!俺の申し出にどう答えるかこの下の写真

をみてよく考えるんだな。」

勇気をふるってローリーはメールの下にスクロールし、さらに2枚の写真が

並んでいるのを見た。初めの写真と異なり、暗い画面で、よく見ないと何が

映っているかわからない。思わずじっと画面をみつめたローリーは鳩尾に

吐き気を感じた。あの時キャビンの暗闇の中で目がくらむようなフラッシュ

を浴びせられたことを思い出したのだ。

最初の写真は自分が膝まずき ― 黒くて分厚い不潔な亀頭を頬ばってそれを

手で包んでいる姿だった。第2の写真はさらに恐ろしかった。― すでに白濁液

の2つの厚い流れで汚された顔面は、額に押し当てられた黒いコックから

噴出をするおぞましい液体でさらに汚されようとしていた。

‘ああ、いったいどうしたらいいの? 提案を無視して姿を見せないという

選択枝をとったらどうなるのかしら?そういうことが可能なのかしら?’ロー

リーは思わず立ち上がり、髪の毛をかきむしって部屋の中を歩きった。振り

返った彼女の目にはPC画面上のおぞましい写真が見えた・・・「ああ・・」

スクロールしようとあわてて近寄ったローリーに、携帯電話が入った。

無題


今日は早く帰るからという夫の電話に、しどろもどろに答えながら、夫には

真実を語ることができないとローリーは決心したのだった。

Trackback

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Comment

プロフィール

山々田花子

Author:山々田花子
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード