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第12章 黒いメール
記念航海の4ヵ月後 ― オフィスでコンピュータ画面を眺めていたローリーは、
電子メールの中に奇妙で不吉なメッセージを見つけ即座に、凍りついた。送
り先は「あんたの黒いレイプ犯」とあった。題名は「記念日の船旅で妊娠?」
・・もはや間違いはなさそうだった。ローリーはPCの前で姿勢を正した。
「どうしよう?この電子メールを開けるか、それとも読まないでそれを削除
するか・・・」
マウスを削除ボタンにおいたまま、胸で連打している心臓を意識しながらし
ばらく凍りついたローリーだったが、結局、カーソルを「開く」ボタンに
移動させ、それをクリックした。
「こんちわ、ウォーカー夫人」
メールはくだけた調子で始まった。しかし読み進めていくうちにローリーは
次第に寒気が身体を貫くのを感じた。
~あんたがピンクのスカーフを巻いて黒いドレス姿で乗船した姿はとっても
セクシーだったぜ。もう一度会いたいんだ。今度も前と同じ衣装に白いヒール
で頼むぜ~
ローリーはあの男がどうやって彼女自分のメール・アドレスを知ったのか訝し
く思ったが、仕事中にオンラインで船旅を予約したことを思い出した。その下
には文章に書かれたとおりの衣装をきた自分が映っていた。乗船した直後に夫
を船室に一人にして買い物をしたときのもので、撮られた記憶は全くなかった。
その写真の下に
「金曜日にSweetportのドックに入る予定だ。ドックの前にあるモーテル
「天使の隠れ家」で午前9時に会おうじゃないか、時間厳守だぜ!角の部屋
(#105)を取っておいたからな!俺の申し出にどう答えるかこの下の写真
をみてよく考えるんだな。」
勇気をふるってローリーはメールの下にスクロールし、さらに2枚の写真が
並んでいるのを見た。初めの写真と異なり、暗い画面で、よく見ないと何が
映っているかわからない。思わずじっと画面をみつめたローリーは鳩尾に
吐き気を感じた。あの時キャビンの暗闇の中で目がくらむようなフラッシュ
を浴びせられたことを思い出したのだ。
最初の写真は自分が膝まずき ― 黒くて分厚い不潔な亀頭を頬ばってそれを
手で包んでいる姿だった。第2の写真はさらに恐ろしかった。― すでに白濁液
の2つの厚い流れで汚された顔面は、額に押し当てられた黒いコックから
噴出をするおぞましい液体でさらに汚されようとしていた。
‘ああ、いったいどうしたらいいの? 提案を無視して姿を見せないという
選択枝をとったらどうなるのかしら?そういうことが可能なのかしら?’ロー
リーは思わず立ち上がり、髪の毛をかきむしって部屋の中を歩きった。振り
返った彼女の目にはPC画面上のおぞましい写真が見えた・・・「ああ・・」
スクロールしようとあわてて近寄ったローリーに、携帯電話が入った。
今日は早く帰るからという夫の電話に、しどろもどろに答えながら、夫には
真実を語ることができないとローリーは決心したのだった。
電子メールの中に奇妙で不吉なメッセージを見つけ即座に、凍りついた。送
り先は「あんたの黒いレイプ犯」とあった。題名は「記念日の船旅で妊娠?」
・・もはや間違いはなさそうだった。ローリーはPCの前で姿勢を正した。
「どうしよう?この電子メールを開けるか、それとも読まないでそれを削除
するか・・・」
マウスを削除ボタンにおいたまま、胸で連打している心臓を意識しながらし
ばらく凍りついたローリーだったが、結局、カーソルを「開く」ボタンに
移動させ、それをクリックした。
「こんちわ、ウォーカー夫人」
メールはくだけた調子で始まった。しかし読み進めていくうちにローリーは
次第に寒気が身体を貫くのを感じた。
~あんたがピンクのスカーフを巻いて黒いドレス姿で乗船した姿はとっても
セクシーだったぜ。もう一度会いたいんだ。今度も前と同じ衣装に白いヒール
で頼むぜ~
ローリーはあの男がどうやって彼女自分のメール・アドレスを知ったのか訝し
く思ったが、仕事中にオンラインで船旅を予約したことを思い出した。その下
には文章に書かれたとおりの衣装をきた自分が映っていた。乗船した直後に夫
を船室に一人にして買い物をしたときのもので、撮られた記憶は全くなかった。
その写真の下に
「金曜日にSweetportのドックに入る予定だ。ドックの前にあるモーテル
「天使の隠れ家」で午前9時に会おうじゃないか、時間厳守だぜ!角の部屋
(#105)を取っておいたからな!俺の申し出にどう答えるかこの下の写真
をみてよく考えるんだな。」
勇気をふるってローリーはメールの下にスクロールし、さらに2枚の写真が
並んでいるのを見た。初めの写真と異なり、暗い画面で、よく見ないと何が
映っているかわからない。思わずじっと画面をみつめたローリーは鳩尾に
吐き気を感じた。あの時キャビンの暗闇の中で目がくらむようなフラッシュ
を浴びせられたことを思い出したのだ。
最初の写真は自分が膝まずき ― 黒くて分厚い不潔な亀頭を頬ばってそれを
手で包んでいる姿だった。第2の写真はさらに恐ろしかった。― すでに白濁液
の2つの厚い流れで汚された顔面は、額に押し当てられた黒いコックから
噴出をするおぞましい液体でさらに汚されようとしていた。
‘ああ、いったいどうしたらいいの? 提案を無視して姿を見せないという
選択枝をとったらどうなるのかしら?そういうことが可能なのかしら?’ロー
リーは思わず立ち上がり、髪の毛をかきむしって部屋の中を歩きった。振り
返った彼女の目にはPC画面上のおぞましい写真が見えた・・・「ああ・・」
スクロールしようとあわてて近寄ったローリーに、携帯電話が入った。
今日は早く帰るからという夫の電話に、しどろもどろに答えながら、夫には
真実を語ることができないとローリーは決心したのだった。
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