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女性支店長の新たなる出発 第21章

隣人に誰も見られなかったのは幸運だった。レダはただちに2階に戻って、セクシー

なメイド服に着替えるよう指示された。その間にミストレスは階下の居間に戻ったが、

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ちょうどダイアモンドがちょっとした家具を運び込んでいるところだった。それはクラ

ブDにあった特製のテーブルで、いくつか穴があいていた。ミストレスブラックは用意

した写真をークラブDやイタリアンレストランでのレダの恥かしい姿がくっきり

映ったものを、壁にかざった。

「そろそろ客があつまるころだね。2階の奴隷に声をかけてきて」

ダイアモンドは勢い良く2階にあがると、鏡の前で呆然としているレダを叱り付け、

ミストレスがお待ちだ、と告げた。レダはあわててダイアモンドとともに階段を駆

け下りた。ミストレスの前によつんばいになり、すっかり怯えているレダを満足そ

うにみつめながら、ミストレスはスカートが長すぎるからもう少し裾をあげるよう

にと指示した。

「そろそろ最初のゲストがつくころだ。ベルが鳴ったら玄関まで這っていってお出

迎えするんだ、いいね。」

とミストレスは低い声で命じた。

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 その命令が終わらないうちに突然ドアベルの音がなり響いた。レダは言われた通り

四つんばいになると、玄関に進んでいった

玄関で、レダは、クラブDでみかけた赤い服の女性が、今度も赤い皮製の上着をきて

その時一緒だった白人女性を連れて立っているのをみた。赤い服の女性が手にもって

いる紐は、レダと同様素っ裸で四つんばいになっている若い女性の乳房の周りを廻る

紐につながっていた。紐は非情にきつく縛ってあったので、乳房ごと取れそうだった。

レダは、近所の住民が、彼等の存在に気がつかないでいて欲しいと心から願った。

女性支店長の新たなる出発 第22章

赤い服の女性が、臀部を鞭打って移動を促したのに対し、ミストレスブラックは容赦

なく陰唇を打ったので、四つんばいの女性はうなり声をあげた。きっといつも2人から

こんな虐待を受けているのだとレダは思った。

 かわいそうなその白人女性は、ダイアモンドが用意した机まで引きずられていき、

テーブルの角の凹みに後ろ向きに首を入れると、両脚を広げて股間を突き出すように

固定された。こうすれば、通りかかっただれもから陰唇も乳房も丸見えだし、鞭を振う

ことができる。

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 赤い服の女性はひとしきり下腹部を鞭打って楽しんだあと、かばんからフックつきの

クリップを取り出し、内側のより薄く敏感な陰唇にそれを取り付け錘りをぶら下げて

5インチも垂れ下がらせてた。ミストレスブラックは太めのディルドを奴隷の目の前で

弄び、さんざん恐怖心を煽ったあげく、上の口の奥にねじ込んで、さらなる呻き声を楽

しんだのだった。レダは自分もこうされるに違いないという確信と、けっしてこうされ

たくないという気持ちの狭間で苦しんだ。

次に入ってきたのは大柄な黒人男性で、後ろには、ミストレスブラックの家でみかけた、

少し年配のメイドとほっそりしたアジア系の少女がついていた。彼等は立ち上がって

歩行することを許されているようだったが、2人の陰唇は細い鎖でつながれていた。

おそろいのクロッチレスパンティに、乳首に孔のあいたブラを身についていただけ

だった。

 次の呼び鈴を鳴らしたのは『ビクトリアン=シークレット』のレジ係りだった。眼の

覚めるような蒼い上着を着てとてもセクシーな彼女は、四つんばいでむかえたレダに

「たくさんお買い上げありがとうございます、支店長さん」

と声をかえた。「支店長」ーいまのレダにとって一番聞きたくない言葉だった。興味

深そうに家の中を見ていた彼女はかべにはった写真に近ずいていき、とてもよく映っ

ているわ、とコメントした。そのあとも数人のゲストが訪れ、居間はいっぱいになっ

た。レダはとまどっていた。自分には客の素状は分からないけれども、彼等は確実に

レダの支配者だった。

テーマ : SM
ジャンル : アダルト

女性支店長の新たなる出発 23章

ミストレスブラックが部屋の中央に立ち、挨拶をはじめた

「私がみなさんをご招待したのは新入りの奴隷を紹介して、その破廉恥きわ

まりない行状の記録を一緒に楽しむためなの。まず、自己紹介をさせます。

レダ、立ち上がって」

 こういう筋書きを予想していなかったレダはいよいよとまどったが、

「今度新しくミストレスブラックの奴隷に加えていただいたレダと申します。

年は45歳、サイズは・・」

 と挨拶を始めた・・しかし始めるとレダが近ずいてきて、いきなり頬に平手

打ちをしたのだった。

「そんなことは挨拶しないでもわかるわよ。あんたの出身、卒業した学校、

性生活、今の社会的地位、そういうことをあらいざらいぶちまけるんだよ」

レダは言う通りにした。その後ミストレスブラックの指示通りメイド服を脱いだ

 レダは、脚を上げ、尻を突き出して公衆の面前に一番恥かしい姿をさらしたの

だった。短時間の間にここまで堕落した自分を笑うしかないとレダは思った

が、自分が社会的に葬られるのは我慢するとしても、そうなれば一番傷つくのは

娘のティナだった。

(それだけは阻止しなければ・・)

 そう思って耐えているレダの目の前で、ダイアモンドがプロジェクターを操作

している。突然プロジェクターの光が壁を明るく照らしたかと思うと、そこに、

ガウンを着た高校生とその保護者と思しき人々が映った・・それはティナのハイ

スクールの卒業式で、彼女はそこで最優等生の表彰を受けたのだった。

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「私は、忙しい仕事の間にも常に私のことを気使ってくれた母に感謝します。」

感極まって涙声でスピーチを続けるティナ、そして終了後に彼女と抱き合う自分

の姿・それは今となっては本当に起こったかどうか怪しまれるような至福の瞬間

だった。

「やめて、やめてください。お願いだから」

レダは思わず悲鳴をあげた。

女性支店長の新たなる出発 第24章

「なるほど、偽りの姿を見せるのはもう耐えられないってわけかい。それじゃあ、

ダイアモンド、支店長殿の本当の姿をとっくりと見てもらおうじゃないか」

ミストレスのしゃがれ声が響き渡り、拍手がそれに続いた。

ビデオはクラブDでの行状に始まり、オフィスでの数々の乳房責めークリップや

ネズミ捕りなどーの姿が映し出された。恥かしくて画面から眼をそらすレダの顔面

に、ミストレスの平手打ちがとんだ。

「二度と眼をそらすんじゃないよ」

ビデオはモールでの買い物のシーンからイタリアンレストランでの様子を描き出し

て終わった。ミストレスはダイアモンドに指図してもう一つのテーブルをたてかけ、

脚を大きく開く形でレダを縛り付けた。その上で、錘りのついたクランプを取り付

けたのだった。呻き声をあげるレダが気がつかないうちに後ろに廻ったミストレス

はいきなり臀部に平手打ちを喰らわせた。それが合図だった。

「さあみんな、お祭りを始めようか」

ゲストたちはレダの縛り付けられているテーブルのまわりをぐるぐると廻り始めた。

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赤い服の女は持ち込んだアイスボックスから先端が尖った棒状の氷を取り出し、

つれて来た若い女奴隷の口枷に装着すると、レダの陰唇にそれを押し込むように

命じたのだ。その一方で、自分はレダの乳首クランプをはずしポケットから小型

蝋燭を取り出してそれに火をつけると右の乳首に熱い蠟を直接垂らしたのだった。

レダの呻き声は悲鳴に変わった。下では氷責め、上では火責め・・のたうちまわ

るレダを押さえつけて赤い服の女は右の乳首に針を貫通させピアスを装着した。

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強い痛みのためレダはほとんど失神寸前となり、それまで封印していた絶叫を

上げたのだった。

女性支店長の新たなる出発 第25章

ミストレスはレダを座席部分を欠いた背もたれだけの尋問用の椅子に縛り付けた。

なにをされるのかといぶかしく思ったレダだったが、そのなぞはすぐに解けた

ミストレスブラックがクリトリスを弄んでいる間に、赤い服の女が残った左の

陰唇にピアスをとりつけたのである。レダはほとんど全力で叫び、失神してしま

った。ミストレスは顔を平手打ちしてレダの意識を戻し、あたらしく装着したお

宝を見せるために、彼女を無理矢理立ち上がらせた。もはや股間のピアスは隠し

ようもなかった。

「さあ、いよいよお楽しみの乱交タイムだ、わかっているだろうがみんなアヌスだ

けだよ」

ミストレスは、ひっきりなしに弄ばれるレダの姿を楽しみ、ダイアモンドを手伝わ

せてあらゆる方向からその姿を記録したのだった。1時間以上たち、ちょうど真夜

中になったころ、ミストレスは前後の孔に特大のディルドをくわえ込んだだけの

素っ裸のレダを2階に連れて行き、娘ティナの部屋のクローゼットに入るように命じ

たのだった。

「お願いです、こ、この格好で、ここに閉じ込められるのは堪忍してください」

「確かに、これじゃあんまりよね」

ミストレスはクロッチレスパンティを取り出した。それでもないよりましと思った

レダの期待はあっさり裏切られたレダはそのパンフィをレダの頭にかぶせたのだった。

 その時、玄関で呼び鈴の音がした

「あら、娘さんのご帰宅のようね。大学1年生にしてはずいぶん遅いじゃない。

お尻をひっぱたいてやらなくちゃね」

ミストレスはレダの蒼い顔を見ながら軽口をたたいた。

「写真は、あの壁のパンフィは・・」

「さあ、多分ダイアモンドがなんとかしていると思うんだけど・・とにかくあなた、

あんまり大声をあげない方がいいわよ。その格好でご対面したくないでしょう。」

ミストレスは下に下りて行った。

女性支店長の新たなる出発26章

間一髪のタイミングで壁の写真とセクシーなインナー取り去られていた。しかし

ティナはこんな夜更けに、見知らぬ人、しかも黒人女性がいるのに驚いた。

「ちょっと驚いた?ごめんなさいね。ママは別の仲間と意気投合して、街に繰り

出していったわ。で、私にあなたが帰ってくるまので留守番を頼んだってわけ・・

あなたがティナさんね?はじめまして・・でも

ママが自慢するだけのことはあるわとっても可愛い方だこと。」

それがイタリアンレストランで見かけた女性であることにティナは全く気がつかな

かった。ティナは白人女性の裸の肉体だけに気をとられていたのだ。


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一方レダは震え上がっていた。どうやら壁の飾りはフィナの眼に触れずに住んだら

しい。しかしもし、裸でクローゼットに監禁されているところを見られたら・・・・

それもただの裸ではない。頭にパンフィをかぶされ、恥かしい部分にピアスを装着

されているのだ。変態だと軽蔑するだろうし、そう思われても当然だ。

ミストレスブラックは、一階の気配を消すためにテレビをつけた。どうやらそれが

ティナお気に入りの音楽番組だと気がついてレダはほっと一息ついていた。ダイヤ

モンドはレダをこわがらせようと二階に上ってきた。そしてティナの部屋にはいる

とあちこち動きまわり、ティナがやってきたのだと思わせる細工をしたのだった。

その上でクローゼットの戸をあけた・あまりの衝撃にレダはほとんど失禁しそう

だった。

女性支店長の新たなる出発 第27章

「クックック。娘だと思った?変態おばさん」

ダイアモンドは小声であざ笑うと、陰唇とアヌスからフィルドを引き抜き、

筋肉痛用のクリームをディルドに塗りたくり、元の様に挿入した。どんな

効果をおよぼすのか、最初はわからなかったが、軽く前後したりくねくね

させている間に、レダは局所に熱い感覚を感じた。ダイヤモンドは、それ

から(レダの頭に載っている)パンティをつかんで、クロッチ部分を広げて

その濡れ具合いを見せてつけたあと、レダの鼻にこすりつけ、更なる

屈辱感を与えた。レダは、お願いだから此処から出して、逃がしてくれとダイ

ヤモンドに懇願した。残酷な微笑を浮かべた美少女は笑いながら立ち上がると

クローゼットの戸を閉めた。

「娘さんが自分の部屋に入ることを止める訳にはいかないわ。とにかくあなた

が物音をたてずにクローゼットで大人しくしていれば、バレずにすむかもしれ

ないわよ」

そういいながらダイアモンドは部屋を出て行った。

「どう、上の方は?」

「ちょっと脅かしてやりました。娘の方は?」

「疲れていたらしくあっさりソファで寝てるわ。このままだと朝までそのままね。」

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「値打ちは母親以上ですね。ヌードでも撮って早速脅しますか?」

「いや、むしろジワジワ行こううと思うの。だって母親の行状を記録したビデオを

 見せれば娘を落すのは簡単だから。まず母親を徹底的に追い込んで、できるだけ
 
 大金を巻き上げることが先よ。」

「服だけじゃなくて、財布の中身も裸に剥くってことですね。」

 2人はそのままで帰宅することにした。

女性支店長の新たなる出発 第28章

朝が来た。レダは昨晩から縛られたままで、クローゼットの中でぐったり

していた。しかしついにおそれていた瞬間がやってきた。目覚めた娘が 部屋

に入ってきたのだ。

「ああ、もうこれまでか」

実際、ティナはクローゼットに近ずいたのだが、今日は暑そうだと考えを変え、

ドレッサーにぶら下がっている薄手のブラウスを手に、シャワーを浴びるため

に出て行ったのだった。

「助かった、ってことかしら?」

玄関のドアが閉じられる音を聞いたレダはようやく胸をなでおろした。娘が

登校のために家をでるのは午前8時と決まっている。しかしそれはレダが通勤

のため家を出なければいけない時間がせまっているということでもあった。

「どうしよう、ここには携帯電話もないし・・」

クローゼット内で困惑しているレダは、再び玄関のドアの音を聞いた

「誰?ティナかしら、忘れもの?それとも・・・」

足音は真っ直ぐ階段を上がり、部屋にはいってきた。そしてクローゼットの

扉が勢い良くあけられた

「気分はどうだい、レダ」

ミストレスは縛めをとくと、パンティをとり、髪の毛をつかんで、レダをシャ

ワールームに引きずっていった。

「シャワーを浴び、臍の下を剃りあげて仕事に行くんだ」

、レダが痛みを我慢してシャワーを浴びて出てくると、ミストレスはブラを

用意して待っていた。ただしそれは現在よりも2サイズ小さめの、薄い布製な

ので、乳首リングがくっきりと浮びあがった。さらに丈の短い薄手のドレスの

着用も許されたが、最後に、陰唇ピアスには錘りがぶら下げられ、陰唇は恥か

しいほどひきのばされた。

姿勢良く歩けばかろうじて錘りの存在を隠せるすわったり屈んだりすればすぐに

わかってしまう・・そんな様子だった。ミストレスはメイクアップが終わったら

降りてくるように命令して階下にくだっていった。

レダは化粧を終えて、脚を摺り合わせて痛んだ陰唇を刺激しないようにゆっく

りと階段を下りて行った。コーヒーをすすっていたミストレスは

「遅かったわね。」

と一言いうとレダを促して家を出た。レダは朝食を取らないのが常ではあったが、

それにしても昨日昼から飲まず喰わずなのでフラフラしていた。レダは後部座席

深くすわり、前座席の背に脚を乗せた格好でいることを命じられた。ミストレス

はレダが悲鳴をあげるまで陰唇のピアスについた錘りを重くしていった。

「お、お願いです、ミストレス。もう限界です」

「いいだろう、じゃあこの位にしておいてやるよ。その代わり1日中これを装着し

たままにするんだ。それとそこを拭うことは禁止する。いいね。」

レダはうなずかざるを得なかった。

女性支店長の新たなる出発 第29章

仕事場についたレダは音がしないようにゆっくり歩かざるを得ず、いつもの

ように階段を利用することもできないため、やむなくエレベータを使ったが、

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すれ違う配下の男性職員には、股間からの匂いが立ち上ることが知られて

いることは明らかだった。ようやく支店長室に入りドアを閉めた時、レダ

は顔面が赤く熱くなるのを自覚した。錘りがこれ以上陰唇を引き伸ばさな

いで済むように座席に深く腰を下ろして、深いため息をついた、その瞬間、

まるでそれを見計らったように携帯電話が鳴った。

「まさか椅子に深く腰を下ろして一息ついているんじゃないだろうね。」

「え?いえそんな」

名乗らなくてもそのしゃがれ声がミストレスであることは明らかだった。

「いいかい、椅子に腰かけるときはできるだけ浅く、錘りが縁にさわらない

ようにするんだ錘りがどんな風にお前の陰唇を引き伸ばしているか、携帯電話

の撮影機能を用いて日に3度はこちらに画像を送ること。それと、新規募集

の事業計画コンペに応募しておいたから、それに決済のサインをしておくんだ、

いいね」

ほっと一息ついたレダは少し迷った末、椅子に浅く座りなおした。この異常な

感覚から開放されることはもうないのかと哀しい思いだったが、その一方で昨日

からのでき事があとからあとから浮かび上がってきて何時しか陰唇を濡らした

愛液が錘りを伝わって床に落ち、点状の染みができていったのだった。

 昨日から溜まった書類の束に目を通したレダは、ミストレスが電話でいってい

た応募の書類が見当たらないため、やむを得ず、秘書を部屋に呼んだ。

女性支店長の新たなる出発 第30章

「新規新規募集の事業計画コンペには応募があったかしら?」

「ええ、数件。でもほとんどが端にも棒にもかからない屑企画

ばかりなのでお目にかけることも

 ないと考えて却下するつもりです」

「そう、そんなにひどいの」

「借入金の支払いを何度か滞ってブラックリストに載っているの

にずうずうしく応募してきたのがいるんですよ・・なんでもイン

ターネットのサイトを開きたいとか・・今度は絶対返済するから

って・・担保はどうするつもりなのかと散々聞いたのですが、

それは今は言えないけれど絶対大丈夫だって、繰り返すだけなん

ですよ。」

 秘書は一番のポイントを隠していた。ミストレスブラックは、

最後に「支店長に聞いて頂戴。彼女自身が保証人にようなものなのだから」

 といったのだが、それをここで持ち出しては、レダを傷つけること

になりはしないかと、気をまわしたのだった。

「まあ、地域経済に貢献するのも大切な役目だし・・その書類を見せて

くれない?」

 秘書がしぶしぶ出したのは誤字だらけの薄っぺらな書類ーほんの数日前

なら一顧だにしないはずの書類だった。しかし文末にミストレスブラック

のサインを見出したレダは凍り付いてしまった。

「こんなもの、会議に出せませんよ。すぐシュレッダーにかけますから」

秘書の手を押し留め、レダはその書類を支店長特別決裁に回すように言い

つけた

「支店長、お言葉ですが・・」

「わかっているわ。だから正規のルートにはのせないで、私の裁量で融資

するといっているの。」

「深いお考えがあってのこととは思いますが、残念ながら私には分かりま

せん。ただ、ご命令なら従わないわけにはいきません」

「そう、ありがとう・・あなたは常に正しいわ。今度だけ、今度だけだから・・」

 レダが自分に言い聞かせるようにいうと、いつもは礼儀正しい秘書はやや荒々

しくドアをあけて出て行った。今度だけで済むわけがない、ということはレダ

自身が一番よくわかっていた。「彼女は頭が切れるし正義感がありすぎる・・

・場合によると配置転換も考えなくてはならないわね・・・本当にやめるべき

なのは、彼女ではなくて、実は私の方なのに」

レダは潤んだ瞳で天井を見上げていた。。

 そのころミストレスブラックは自宅で新しく作ったインターネットサイトの

できを確認していた。それはレダの肉体を貸し出すことを条件に、高額で会員

を集めるシステムだった

「支店長の身を滅ぼすサイトを立ち上げる金を、彼女自身の銀行から融資さ

せる・・悪魔でも考えつかないわ、そんなこと」

マウスを操作しながら、感嘆したようにダイヤモンドがつぶやいた

「よかったよ、あんたがこういう事が得意で・・でもあたしでも顧客の関心を

ひくためには、もっと過激な画像が必要なことはわかるよ」
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山々田花子

Author:山々田花子
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